仕事や子育てに追われた日々も過ぎ、定年を迎え自由な時間が長くなると、パートナーの有無に関わらず孤独感や空虚感を感じる人が多くなります。その寂しい心の隙間を埋めてくれるのがペットです。

生きる活力に!犬が高齢者に与えてくれる3つのメリット

ストレス軽減で心身が健康に

「アニマルセラピー」という心理療法があるように、動物と触れ合うことで心が癒され、ストレスが軽減されることがあります。また、老人介護施設では「動物介在療法」という治療法で専門士の指示のもと、カリキュラムに沿ってペットとの触れ合いを行います。

その結果、心身共にリラックスした状態になり、血圧・コレステロール値・中性脂肪値の低下、怪我の治りを早くしたり、病気の進行を遅らせたりと様々な効果が得られることもあるようです。ストレスは様々な健康被害を及ぼしますので、ペットの癒し効果は侮れないのです。

運動不足を解消!骨太な健康体に

退職後、特にアクティブに運動する趣味がなければ、何もせずに家に閉じこもってしまう人も多いことでしょう。犬を飼うと必然的に散歩に行かなければならない状況になりますので、閉じこもってばかりはいられません。

高齢者が気を付けなければいけない健康管理は「運動不足」です。若い頃は仕事や育児で少なからず体を動かすことがありましたが、引退すると運動時間は格段に減少しています。そのため筋力や骨は脆くなり、食事の消化も加齢とともにゆっくりになって生活習慣病を引き起こしかねません。

しかし、愛犬がいると生活は一変します。運動不足のためにと1人で長距離を歩くことは寂しくて怠けがちになりますが、愛犬が楽しそうに散歩しているとつられて飼い主の歩く歩数も増え、運動不足の解消に繋がります。

豊かなコミュニケーションのある生活に

夫婦でも、ずっと一緒にいると1日の会話が弾まない日も出てくるでしょう。一人暮らしならもちろんのこと、ペットの存在は「会話のきっかけ」として、また「話し相手」として大切な役割を果たします。

もちろん犬が会話をすることは出来ませんが、人は話を聞いてくれる相手がいることで精神的に安定するのです。愛犬は、あなたからの様々な指示を理解しようと集中して聞き入るでしょう。そして心が通じ合ったとき、飼い主も犬もこの上ない充実感が得られるのです。

また、かわいい犬が散歩に行きたいとねだれば、外に出なければいけません。夫婦で出かければ愛犬の話題で会話が弾み、散歩仲間や近所の人と話す機会も増えことでしょう。

高齢者が犬を飼うときに気をつけなければいけない、たった1つのデメリット

犬は、7歳になると「シニア犬」、10歳を過ぎると「高齢犬」となります。動物医療も進化し、犬の寿命は平均14年と長寿化してきましたが、それに伴い犬の介護をしなければならない飼い主が増えています。小型犬ならば動物病院への移動も自宅ケアも楽ですが、高齢の大型犬になると介護の1つ1つが重労働になります。

そんな犬の介護を高齢者がするのは非常に負担になります。さらに、飼い主自身も高齢に伴って病気で体を動かせなくなったりする場合も考えると、予め家族ともしもの時に誰が世話をするのか、引き取るのかなどの取り決めをしておくべきでしょう。高齢者がペットを家に迎える前は、自分の体に何かあった場合の対処法をいくつか調べておくと安心です。

現在、日本にはペットと一緒に暮らせる特別老人ホームがいくつかあります。また、動物看護士が自宅に訪問して動物ケアを行ってくれるNPO法人、高齢の飼い主が緊急入院・集中治療を受ける際にペットの預かり先として対応してくれる飼育支援センターもあり、高齢化の進む日本に合ったサービスが増えてきています。

高齢者が犬を飼うことは心身の健康維持に効果的で、生き物の命を預かることで責任感も生まれるので生活にメリハリができる一方で、飼い主が高齢になっていくと段々負担も大きくなってきますので、同じような世話ができるとは限りません。

もしも、高齢になって犬を飼うことを決めたなら、いざ自分が動けなくなったときに愛犬を誰に世話してもらうか、家族や動物病院などとコミュニケーションを取ってサポート体制を備えておきましょう。

はてな Twitter Facebook Google+ LINE
お気に入りに追加

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

関連する商品

関連する読みモノ

消臭効果の高いペットシーツの選び方

消臭効果の高いペットシーツの選び方をまとめてみました。匂いに関することは非常に気になりますよね。そんな消臭の…

イタズラした犬の必死の謝罪!結果はいかに・・・?

イタズラをして怒られてしまったワンちゃんと真剣に叱るご主人。 ワンちゃんが必死で謝る姿がとても可愛いので注目…

初めてドッグランに出かける時に覚えておくべき5つのマナー

初めてドッグランに出かける時は、不安なこともあるでしょう。ここでは5つのマナーをまとめています。

関連するキーワード