近年のペットブームによりペットショップが増え、インターネットでも直接ブリーダーと交渉ができるようになり、犬を飼うことが益々身近になってきました。

ペットショップにいるたくさんの犬は、小さくて可愛いぬいぐるみのような子犬がたくさんいます。この子犬たちがこれから何倍にも大きくなり、問題行動を起こすようになるとは微塵も感じられないので、購入に至り、後悔することもあります。そんなことにならないためにも、犬を飼うということを今一度、考えてみてください。

金銭的な負担が掛かる

最近ではさまざまな犬種が販売されており、希少な犬になると数十万円の高値で取引されています。そして犬の購入が決まればケージやトイレセット、お散歩グッズや食事グッズ、ケア用品やしつけグッズ、屋外で飼育するなら小屋やチェーンも必要です。

また、エサも無添加で体に良いものであるほど高価になり、犬の毛をカットしてくれるトリミングも内容によっては人間の美容室代より高くなります。そして、毎年受けなければいけない予防接種や、病気をすれば病院代など、動物専用の保険に加入していないと毎回何万円もの治療費が掛かってしまいます。

手間が掛かる

犬は、人と同じで一日に何度も排泄します。外でなければ用を足せない犬ですと、雨でも雪でも外に連れ出して排泄させなければいけません。また、ストレスや運動不足解消のために毎日の散歩は欠かせず、汚れればお風呂に入れてあげ、涙やけや毛玉の出やすい犬には日々のケアが必要になります。

モラルが重視される

犬を飼って、必ず行わなければならないのが「しつけ」です。外でのお散歩の最中、人や犬に吠えかかったり咬みついたりするようではいけません。ある程度犬をコントロールできる主従関係が確立されていなければ立派な飼い主とは言えないのです。また、飼い犬の糞を持ちかえる、リードを放して遊ばせないなどのマナーも覚えていかなくてはいけません。

飼い主が高齢になったら

今では、仕事を定年後、子供も自立して家が寂しくなりペットを飼うケースも少なくありません。60代では犬の散歩も病院通いも大変ではないかもしれませんが、ご自身も年を取るのと同じように飼い犬も年を取ります。高齢の犬の介護をしなければいけなくなるのです。現在では、老後にペットと一緒に入れる老人ホームやペットの訪問介護などもありますので、飼い主が高齢になって犬のお世話をできなくなったときのことを考えて、周りにフォローしてくれる体制があるか調べておくことも必要です。

犬が亡くなったときの寂しさ

家族の一員だった愛犬が亡くなってしまった時の喪失感を「ペットロス」といいます。毎日一緒に過ごしていたので、失ったことで無気力や情緒不安定、うつ症状になることもあります。その状態が数カ月・数年続いても改善が見られなかったり、日常生活に支障を来たす場合は専門医への受診が必要となります。
このように、家族だった愛犬を失うことはとても辛いことで「こんな気持ちになるのなら飼わなければよかった」とさえ思うようになるのです。

店頭や写真で、可愛くぬいぐるみのように着飾られて売られる子犬たちはお店にとっては商品ですが、購入した飼い主にとってはモノではありません。これから10数年一緒に生きていく家族ですから、飽きたからといってオモチャのように捨てるわけにはいかないのです。犬を飼うということは、生き物を育てるという覚悟をもつことなのです。

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