かわいい愛犬またはそのパートナーが妊娠したら、飼い主としては子犬の誕生がとても楽しみですよね。犬の妊娠期間はどれぐらい続くのでしょうか?ここでは、犬の妊娠から出産までの時系列をまとめています。

犬の妊娠期間

犬の妊娠期間は、交配日から58~63日程度、約9週間続くといわれています。交尾のあと、精子と卵子が合体して受精してから母胎の胎盤に着床するまで約3週間かかるといわれています。この3週間はとても流産しやすい時期になっているため、入浴や激しい運動は控えた方がよいといわれています。
妊娠の確認は排卵後25日頃にクリニックで触診や超音波検査によって行われます。犬の胎児は至急に着床してから急スピードで成長するため、妊娠期間中の生活や栄養状態はとても重要になってきます。犬の妊娠期間は妊娠期間9週間を3週ずつに区分することができます。

妊娠前期(妊娠1~3週)

この時期はまだ受精卵が子宮へ着床していない状態です。激しい運動やシャンプーは控えましょう。食事は妊娠前に食べていたもので問題ありません。妊娠前期にみられる特徴としては人間と同じようにつわりの症状がみられることがあります。味覚が変化して今まで食べていたエサを欲しがらなくなり全く別のものを好むようになる犬もいます。また、食欲がおちたりときには嘔吐したりすることもあるようです。小型犬の中には妊娠15~20日ごろに子宮ヘルニアという子宮が皮下に飛び出す状態になることも稀にあるようです。下腹部をよく観察するようにしましょう。

妊娠中期(妊娠4~6週)

妊娠中期に入ると子宮に受精卵が着床して安定期に入ります。だんだん外から見て妊娠していることがよくわかるようになります。5週目ころからは乳腺が張ってきて母乳の分泌の準備が始まります。6週目ごろにはお腹も膨らんできて動き回ることが少なくなります。妊娠前期に落ちていた食欲は35日目ぐらいから戻ってきて、おなかの赤ちゃんが成長を始める40日目以降は体重増加がみられるようになります。軽い運動や週に1度くらいのシャンプーはしてもよいでしょう。食事はこの頃から妊娠・授乳期用のものに切り替えていくことをおすすめします。とてもカロリーが高いのでいきなり全て変えてしまうと体調を崩すこともあるようです。今まで食べていた餌に少しずつ混ぜて慣れさせてあげるとよいでしょう。

妊娠後期(妊娠7~9週)

妊娠後期になるといよいよお産に向けての本格的な兆候が見られるようになります。抱き上げるときもおなかを圧迫しないように気をつけます。8週頃になるとお腹をそっとさわるとお腹の中にいる赤ちゃんが動いている様子を感じることができます。中期に発達し始めた乳腺やおなかも十分に張った状態になります。食欲は増えますが、一度に食べることのできる量が限られる犬もいます。出産予定日が近づいてきたら出産に必要な備品を用意したり、獣医さんといつでも連絡がとれるようにしておきましょう。

妊娠期に気を付けたいこと

妊娠期間中は人間と同じように食欲が落ちたり気分が落ち込んで運動量が減りがちになったります。しかし、分娩に必要な体力を維持して必要以上の脂肪がついて難産になることを防ぐには適度な運動が必要です。しかし、お腹が大きくなってきたら階段など段差のあるところを避けたり、激しい運動は避けたりする方がよいでしょう。また、体を清潔に保つためにはブラッシングが有効です。入浴は出産予定日1週間前ぐらいまでなら問題ありませんが、それ以後は控えるようにしましょう。出産時や産後は入浴できないものの衛生面は保つ必要があります。お産が近づいてきたら口元や胸やお腹にかけての部分、肛門付近の毛を短く切っておくととても安心です。

いかがでしたか?犬の妊娠期間は人間と比べると3分の1ほどととても短いです。その間の経過のイメージをもって母子ともに健康でお産ができるよう飼い主がサポートできること、気をつけてあげたいことをしたいですね。

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