
素材別に知る猫砂の特徴(シリカゲル)
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たくさんあり過ぎて迷ってしまう猫砂。今回は〈シリカゲル〉素材の猫砂をクローズアップします。シリカゲルは少し化学的なイメージですが、どんな特徴があるのでしょうか?
猫のトイレ砂をどれにしようか悩んでいる飼い主さんも意外と多いのではないでしょうか。猫砂選びのポイントは、「消臭力」「固まるor固まらない」「流せるorゴミに出す」「安全性」「コストパフォーマンス」などです。今回は〈シリカゲル〉を原料とした猫砂のメリット・デメリット、おすすめ商品などをご紹介したいと思います。
高機能で使いやすい〈シリカゲル〉猫砂の特徴は?
〈シリカゲル〉で思いつくのは食品などに入っている「乾燥剤」ではないでしょうか。身体に悪そうなイメージがあり、猫のトイレに使っても大丈夫かしら?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。しかしながらシリカゲル(シリカ)というのはもともと土や石に含まれている成分「ケイ素」からできていますので、比較的安心してお使いいただけますよ。また、〈シリカゲル〉の猫砂は、固まらずに悪臭やおしっこを吸着させるタイプが多いのが特徴です。
〈シリカゲル〉猫砂のメリット・デメリットとは?
メリット
・消臭力が強い:他の素材にはない消臭能力があります。
・おしっこの度に捨てる必要が無い:シリカゲルそのものがおしっこを吸収するものが多いので、捨てたり足したりする必要がありません。
・ホコリがたちにくい:お掃除が楽です。
デメリット
・おしっこの回数がわからない:基本的に固まったり色が変わったりしませんので、おしっこの回数や色がわかりにくいです。
・トイレに流せない:水に溶けませんので流して処理したい方には不向きです。
・地域によっては燃えないゴミとして扱う:確認が必要です。
人気商品紹介1【デオトイレ 飛び散らない消臭・抗菌サンド|ユニチャーム】
〈デオトイレ 飛び散らない消臭・抗菌サンド〉は、専用の「消臭・抗菌シート」と合わせて使うシステムトイレタイプです。シリカゲル丸粒タイプのこの製品は優れた消臭効果があり、おしっこをしても固まらず常にサラサラした状態ですので、約1ヵ月間交換不要です。また、大きめ粒でトイレの外に散らばりにくく、猫の肉球の間にも挟まりにくい形状となっています。インターネットサイトでも「消臭能力が高い」と評判です。専用シートも必要ですが、シートも消臭効果が高く約1週間取り替え不要ですので、コストパフォーマンス・満足度は良いかもしれませんね。
人気商品紹介2【フォーキャットシリカで作った猫砂|新東北化学工業】
ゼオライトやシリカゲルを専門に扱う会社で製造された〈フォーキャットシリカで作った猫砂〉は、優れた脱臭能力と吸水能力がある猫砂です。粒が細かく本来の砂に近いので、砂をかきやすく気に入る猫も多いのではないでしょうか。取り除く必要もないので処理が楽です。足に猫砂が付いて飛び散りやすいという難点はあるものの、その難点を上回るほどの利点=脱臭力で人気があります。砂自体の臭いもありませんので、どの猫にも使えやすいと言えます。
人気商品紹介3【JOYPET シリカサンド|ジョンソン 】
こちらの〈JOYPET シリカサンド〉も強力に匂いと水分を吸収してくれます。多孔質構造になっているシリカゲルの粒ひとつひとつに目には見えない無数の穴が開いており、表面積は製品一袋でサッカーコート約60面分にもなります。そのおかげで約1ヵ月間取り替え要らずで長持ちします。おしっこの度に捨てる必要もありませんので、手間がかかりません。粒は小さなクラッシュタイプになっており、球型よりも飛び散りにくくなっています。またウンチにかけると、ウンチとの間に隙間ができにくいので、匂いも漏れにくいですね。