ペットフード協会では「犬猫飼育実態調査」を行っています

一般社団法人ペットフード協会で調査・発表している『全国犬猫飼育実態調査』では、国内でのペットに対する飼育状況や考え方、ペットに感じていることなどがいろいろな角度から調査されています。

平成16年度から行われている調査では、そこからペットが人に与えている役割や、ペットを通してさまざまな事情が見えてきます。

自分の場合はどうかなども考えながら、いろいろな考え方やデータを見て行くのも楽しいですよ。

ペットを飼うことで求められるもの、実感していることは「癒し」

平成27年度の調査によると、犬を飼い始めた理由として「癒しや安らぎが欲しかった」などが上位に来ており、実際に飼ったことでさらにその効果を実感している人が多いのが分かります。

この調査は20代〜70代までの世代別で出されています。世代によって多少の上下の違いはありますが、家族との会話など生活に潤いを求めてペットを飼育し、実際に実感している人が多いようです。

さらに、50代以降では犬を飼うことで健康になったと実感している人が増えており、犬を飼うことで散歩など体を動かすことが増えているのが考えられます。

いずれにしても実際に飼ったことで、求めていた癒しや生活の潤いを実感できただけでなく、孤独感の解消や健康といった期待以上の効果も得ている人が多いようです。

ペットを飼いたいけど飼えない理由とは?

また、この調査では、犬や猫を飼いたいという意志はあるものの、現在飼っていない場合の理由もまとめられています。

20代〜40代で目につくのは経済的な事情や住宅事情といったもので、単身の一人暮らしや子育て中心の世帯が多い世代ならではの生活事情がうかがえます。

それに対して50代以降は、死や別れがつらいといったものが目立ちます。世話が大変という意見は高齢になるほど多くなるようですが、自分の健康事情や過去のペットで得た別れの経験が影響している人は多いようですね。

この調査から見えてくるのは、若い世代ほど経済面や住居といった環境を理由に飼えないのに対して、高齢になると死や世話に対しての心配が大きくなるということです。

このいずれの理由も、実際にペットを飼育してしまうと後々問題になりやすいものだけど、飼わない人はかなり慎重に現実を見ている傾向が分かります。

あったらいいなと感じるのは、世話の代行サービス

同調査では、あったらいいなと思うサービスの調査もしていますが、どの年代でも上位に入っているのが世話の代行サービスです。これは犬や猫に関係なくどちらも上位に入っており、日常や不在中の世話に不便を感じている人が多いことがうかがえます。

しかし、ここでちょっと疑問ですが、旅行や単身世帯の出張などペットホテルを利用する人は多いですし、実際にペットホテルの数は充実しているのではないでしょうか?それをサービスとして求めるのはやや不可解な印象があります。

ペットホテルはペットショップや動物病院で併設しているところも多く、単独のペットホテルもあります。それぞれに特徴を出したサービスを設けているところも増えています。

たとえば、動物病院であれば預かっている間に健康診断もできるところもあります。それらと今回の調査で得たサービスとは求めているものに違いがありそうですね。

求められているのは散歩などの日常の世話の代行サービスです

このアンケートの求めるサービスで上位にある、ペットの世話代行に関しては、単純にペットを預けるだけでなく散歩など日常の世話も含まれていることが見えてきました。

これは旅行などの場合でもそうですが、普段自宅にいる時でも、なかなか散歩などに充てる時間が得られない場合や、病気や高齢者など健康上の事情で十分自分ではペットの世話ができない時に利用できるサービスを求めている人が多いということです。

ペットホテルの場合は、多くは預かって餌を与えるというものが中心となっており、それ以上のサービスは異なる部分があります。

シャンプーなどのトリミングを行ったり、エステなどを同時に利用しながら預けられるところもありますが、一般的にペットホテルの場合は散歩などは行わないところが主です。

預けるのが主な目的のペットホテルを求める人もいる一方で、普段の世話をしてくれるのを求めている人がかなり多いんですね。

ペットの世話代行サービスにはどのようなものがあるのでしょう

実際にはペットの世話を代行するサービスやペットシッターといった仕事をする人がいないわけではありません。しかし、関東に集中する傾向があり、利用できる範囲内になかなかない人が多いということは言えそうです。

ペットの世話を代行する業者や会社にはいくつかあります。
まず、ペットの世話の代行だけを専門にする会社と、家事代行も行っている会社です。

どちらも自宅に訪問するという形には変わりはありませんが、後者は家事代行サービスの一つにペットの世話もオプションとして用意されているところが多いようです。

他には、飼い主の事情で預かるサービスを行っているところもありますが、一般のペットホテルとは違い、散歩などの代行も行ってくれるのが大きな違いです。

また、病院やペットサロンへの送迎だけに特化した会社もあります。ペット専用のタクシーで、これは都市部を中心に利用者は増えている傾向が見られます。

犬を家族の一員として迎える人が増えています

ところで、この『全国犬猫飼育実態調査』は平成16年度から調査が始まっているようですが、上で触れた飼い始めた理由については、16年度の調査ですでに癒しや生活に潤いを求めるものが上位を占めています。

特に気になるのは犬に対しての考え方です。
一昔前に多かった番犬という概念は10年前にはすでにあまり無かったことが分かります。防犯の目的で犬を飼うということが、現代では一般的ではなくなっているんですね。

確かに、最近は特に犬種に関係なく室内飼育が増えていますし、室内で飼うことを推奨する声も良く聞きます。調査でも、大人しい犬であったり無駄吠えがないなど、室内飼育しやすい犬を選んでいることがうかがえます。

犬の歴史を考えていくと、古くは労働や軍事でも利用されてきた犬が、家庭での位置づけではすっかり家族であり心の拠り所という扱いに変わっていることはとても大きな変化を感じます。

寿命も延びている?雑種の方が寿命が長い傾向にあります

ペットの寿命もゆるやかですが延びているようです。
特に犬の場合気になるのは、純血種より雑種のほうが寿命が長い傾向にあるということです。

雑種は長生きする、健康であるという話は良く耳にしますが、こうして実際に調査してみると納得の結果が出るものですね。

犬は小型化や被毛などの外見上の問題で品種改良を重ねているものが多いですが、その過程でかかりやすい疾患が見られる犬種もいます。
そういった事情を考えると雑種は比較的丈夫な傾向が強いのかもしれません。

寿命が延びているのは、飼育環境や餌など犬を取り巻く環境がかなり改善されているのも大きな理由ではないでしょうか?特に餌の品質は欧米のものを中心に、体系や体質、運動量に合わせたものなど、種類も豊富になっていることで健康管理もしやすくなっています。

また、犬の健康診断や予防接種の実施など、飼い主の意識も大きく変化しています。

猫を飼い始めた理由の一位は「拾った猫を飼い始めた」

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