「泌尿器疾患」について詳しく知っておきましょう

猫のかかりやすい病気では、ノミ・ダニ等の感染症や歯・口腔疾患のイメージがありますが、実際には泌尿器、消化器、皮膚疾患が多いです。特に泌尿器疾患は多いので、愛猫の健康のためにも把握しておきたいものです。

今回は知っておくと安心な、症状や早期発見のコツ等の役立つ情報についてお話しします。

猫に多い泌尿器疾患にはどんな病気があるのでしょう

出典:shutterstock

人間の泌尿器疾患で聞く病名と同じものが多く、腎臓の機能が悪くなる「急性・慢性腎不全」、「膀胱炎」「腎炎」などの尿路感染症や、石が詰まる「膀胱・尿・腎結石」などの「下部尿路症候群」、高たんぱく尿が原因で起こる「ネフローゼ症候群」などがあります。他に高血糖により起こる「糖尿病」なども泌尿器系の症状が出ます。

猫に「泌尿器疾患」が多いのは腎臓の機能によるものです

腎臓の主な役割は、血液をろ過して尿を生成することです。ホルモン分泌も行っている大切な臓器で、左右2つあります。

猫に腎臓病が多い理由の一番は、腎臓内の重要な機能を持つ「ネフロン」が少ないことです。動物は、ろ過装置が壊れると再生が難しいため、元々のネフロン数が少ない猫は腎臓の機能的にも症状が出やすいんです。

猫に多いトイレトラブル!猫の尿をしっかり観察しましょう

猫はネフロン数だけでなく「尿を濃縮できる能力」や「オス猫特有の尿道の形」などがあり、この猫独自の特性が腎臓や尿道に結石が詰まりやすい原因にもなっています。

猫の尿は、トイレの猫砂に吸収されてしまうことが多く、食事量や皮膚の状態、発熱、便等に比べてわかりづらいもの。特に多頭飼いの場合は難しいでしょう。

泌尿器疾患は尿の量に注意が必要です

尿量の変化が大切!尿の1日量が増加した場合は「糖尿病」やホルモン系の病気の可能性があります。

尿量が減少した場合は、腎機能低下で窒素の排出ができにくくなる「高窒素血症」や泌尿器系の病気かもしれません。

1回量の減少&尿回数の増加、さらに、臭い・濁り・濃さが強くなったり血尿などの症状があれば「膀胱炎・腎盂腎炎」等の感染症かも。

尿の観察のため、室内でトイレ習慣をつけましょう

出典:shutterstock

尿は猫砂に吸収されたり、人間用トイレに直接する場合もあります。室内飼い以外は、トイレを外で済ませる場合もあり、観察は特に大変です!

まずは、できるだけ室内でのトイレ習慣をつけることがポイント☆
排泄中は無防備なので見られることを嫌がる猫もいます。真正面から観察するのは避け、こっそり見るか、見られることに徐々に慣らすようにしていきましょう。

まとめ

猫は泌尿器疾患のリスクが高く、変化に気づくのも難しいです。特に、「多頭飼い」「室内飼いではない」「自宅を留守にしがち」などの場合は、早めに観察しやすい環境を作っておくことが大切です!

少しでも変化を感じたら、動物病院の先生に相談しましょう。
最後までお読み頂きありがとうございました。

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