動物愛護法について知っておきましょう

虐待について考える前に、当然ですが動物愛護法について知っておく必要があります。一口に虐待と言っても定義としてある程度定められているものもあれば漠然としているものもあります。

動物愛護法を紹介しながら、実際に起こった事件や判例などを参考に書いていきます。

正式名称は「動物愛護管理法」と言います

正確には「動物愛護管理法」と言い、環境省が管轄として管理しています。

対象の動物は犬や猫などの一般的な家庭の愛玩動物の他に、牛や馬、豚などの家畜類、ウサギ、鶏などの他ペットとして飼育されていることの多い爬虫類も対象となるようです。

実験動物も対象として考えられるという見方もあり、対象となる動物は線引きが困難な部分も含まれています。

「動物愛護管理法」では、罰金などさまざまな動物に関する不適切な対応の罰則などが掲げられています。

一般的に虐待と言われるのはどんな行為でしょうか

出典:shutterstock

犬や猫など家庭で飼育されることの最も多い動物に対する虐待として挙げられるのが、十分な世話をしないというような内容です。

途中で飼えなくなり、遺棄してしまう行為や故意に死なせてしまうのは当然違法行為となり罰せられます。

遺棄した場合には100万円以下の罰金が課せられます。つまり、捨て犬など捨てたという事実が確認されてその飼い主が判明すれば、100万円以下の罰金を支払うことになります。

故意に死なせたり、傷つけた場合には2年以下の懲役、200万円以下の罰金となります。この懲役判決を受ける事件が最近増えているようです。

餌や水やりを怠った場合にも罰せられることがあります

室内など安全な場所で飼育している場合でも、餌を適切に与えていなかったり、必要な水を与えないなどが原因で衰弱したり死亡に繋がった場合にも処罰の対象となります。

つまり、直接痛みを与えたり、殺傷した場合ではなくても世話をしない、ネグレクトという扱いになるのです。この場合は100万円以下の罰金になります。

仮にペット自体が食欲不振で食べない時には?という疑問を持つ人もいるかも知れませんが、その時には病院で受診させるのが本来の判断です。ケガや病気を適切に治療しないのも虐待になります。

もちろん飼育しているペットだけには限りません

矢が刺さった状態の鳥が発見されたり、耳を切られた子猫など、ニュースで取り上げられる動物の虐待には耳を疑う内容もあります。

そういった、自分のペット以外の動物に対して故意に傷つける行為はもちろん処罰対象ですが、一歩間違えばやってしまう人がいそうな行動も含まれているのです。

例えば、近隣の猫が勝手に庭に入ることを阻止しようと、何らかの罠を設置したり、猫に有害なものを撒いたりした場合にも処罰されることになるからです。

ペットボトルを使用した猫避けは目にすることも多いですが、同じ感覚で行き過ぎてしまうと、知らずに処罰を受けることになるかも知れませんよ。

いくらイタズラをされても捕獲するのは注意が必要です

出典:shutterstock

猫は放し飼いにしているお宅もまだ多く、飼い猫であっても近所を歩いていることも多いものです。家庭菜園を荒らしたり、トイレ代わりにされる、なんてことも良く話ではありませんか?

本来はそのお宅に話して室内から出さないで貰うのが理想ですが、なかなかそうもいかない場合や、猫は犬よりも簡単に外に出てしまうことが多い生き物です。また、ある程度の場所には侵入も可能です。

猫を捕獲してしまったり、または捕獲用の装置を設置してしまうと、それだけでも罰則対象になってしまうので、十分気をつけたいですよね。

特に装置に関係なく捕獲するという行為はどこまでなのか分かりにくいですし、やりがちな行動ではないでしょうか?

ケガや病気の治療、気づかないとネグレクト扱いになってしまうことも

ペットが例え完治する見込みの無いケガや病気を患ってしまった時にも、治療をするのはもちろん飼い主の責任ですが、出来る限り苦痛のない方法が求められています。

これらは、病院での適切な治療を行っていれば、特に問題として取り沙汰されることは無いかと思いますが、ちょっとした行き違いや認識違いで処罰の対象になることもあるのでは?と危惧される部分もあります。

例えば気づきにくい箇所のケガが時間を経過して発見されたり、それが死に至ってしまった時に過剰に反応されてしまうことも懸念されます。

常識的な人であれば虐待ではないと判断される問題でも、ネグレクトという扱いを受けることも紙一重ではないかも知れません。

飼育しているペットに限らずすべての動物に愛情をもって接しましょう

犬や猫を始め、何らかのペットを飼っている人のほとんどは、癒されたり、家族として大切に飼っている人が多いものです。誕生日を祝ったり、一緒に写真を撮ったりする人も少なくありませんね。

そんな、家庭内で飼育しているペットに限らず、例えばテーマパークにいる触れ合い用の動物であったり、牧場の家畜類や動物園、そして近隣にいる小動物など、見て可愛いと感じたり、危ない状況になっていたらそっと助けてあげるという人は多いと思います。

決められていることをいろいろ分析したり、考え過ぎてしまうと動物に触れるのも気にしてしまいますが、愛情を持って接することが何より大切なのではないでしょうか?

まとめ

最後までお読み頂きありがとうございました。

愛情を持っていれば、多くは虐待につながる飼い方にはならないものです。しかし、弱い動物を傷つけて面白がる行為をする人は、動物が好きな人なら誰でも許せないものです。

「動物愛護管理法」は、そんな卑劣な人を罰する為には必要で良い法律ですし、改めて動物との接し方を考えさせられるものではないでしょうか?

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